先輩スタッフの声

M'テック設立時からのメンバー
土木設計技師、林業技師(森林土木部門)、測量士補O.H.さん
1つとして同じ現場がないことが
土木設計のおもしろさ。
図面が描きたいという想いがスタート
自分は元々メーカーのラインにいて、毎日同じことをやり続けるのに飽きちゃったんですよ。年とっても同じことをやりつづけるのか、って。それで設計なら毎回違うだろう、図面が描きたいという想いがあって転職したのが、土木設計の世界に入ったきっかけです。
代表の織田澤とは前職のときからですから、まあ古い付き合いになりますね。今は土木設計で図面も描きますし、現地調査や行政との打ち合わせなども全てやっています。
土木設計がなければ、何も始まらない
「設計」と言うと、ほとんどの方は「建築設計」や「機械設計」を思い浮かべるでしょう。それくらい皆さんに知られていない仕事ですが、とても大切な仕事なのです。
例えば、宅地を開発することを考えてみましょう。多くの場合、自分らの仕事はその土地がデベロッパーさんの依頼通りに開発できるかの下調べから始まります。土地の用途や建築の制限、地盤の状態などを調べるわけですね。調査した上で開発できるよということになれば、行政に同意を求める申請などを整えて許可をもらいます。
並行して土木設計を始めますが、宅地だったらディベロッパーさんの要望で1区画あたりの宅地面積はどれくらい、法令などの規定で道路幅は何m以上など、色々縛りがありますから、その辺も見越して図面を引いてみて、区割りや接続道路をどうするか、それに伴ったガス・電気・水道といったライフラインや排水などをディベロッパーさんと打ち合わせて決めていきます。土木設計がなければ、何も始められないのです。
街の基礎は自分が描いた図面
さっき「設計なら毎回違うだろうと思って」という話をしましたが、土木設計はまさにそうですね。1つとして同じ現場はありませんから。それぞれ場所も違えば土地の形も違う、地盤などの状態も違ってきます。
色々な企画も市町村によって違い、例えばひたちなか市でOKな排水方法が水戸市ではNGなんてことも起きます。開発の許可が下りるまでの流れも市町村ごとに変わってくるので、初めての市町村だと調べ調べ仕事を進めていくことになります。
毎回違うのが苦労の種でもあり、毎回違うから刺激があって面白いところでもあり、という感じですかね。
宅地分譲だと、家を建てる段階には関与しないわけですが、分譲や建築が終わった現地に行ってみると「ああ、こんな感じになったんだ」という感動があります。そうですよね、ちょっとした街ができた、その基礎は自分が引いた図面なんですから。カーナビとかにも将来載ってくるわけで、画面を見て「ああ。ここ自分がやった現場なんだ」と思うこともありますね。
未来の後輩たちにメッセージ
この業界はとにかく人がいない。土木設計できる人がいない。いても自分より年上ばっかりで、自分より下の世代って本当にいないんです。建築と違って教える所がないのと「土木」という言葉のイメージのせいなんですかねえ。なので、若い人に来てほしいんですよ。
仕事の内容がどんなものかわからない人がほとんどでしょうけど、そこは社長以下各々担当を持っていますから、誰かに付いて1から覚えていけばいいんです。
大事なのは土木設計に「興味がある」ことだと思います。と言うのは、土木設計だけでなくどの仕事にも大変さがあり、それでも続けていけるかどうかは「自分がやりたいかどうか」にかかっているからです。興味がないと「やりたい」なんて思いませんよね。
若い人で、土木設計に興味があり、「自分がやりたい」で壁を乗り越えられるような人、そんな人を待っています。